月: 2022年12月

よいお年を!


2018年月組公演『BADDY』のオンライン上映チケットを購入したので、大掃除しながらでも見るか〜と再生したら、あまりの素晴らしさに一瞬でブチ上がってしまいました。もう10回はリピートしてる。掃除は進まなかった。
評判の良いレビューだということは知ってたんですが、こんなストーリーだったなんて。女たちに怒りの感情が芽生えるシーンからのブチギレロケットダンスで泣いてしまった。
女性演出家がつくった女性のためのレビューだよ…。一部で型破りと評されてるみたいだけどそんなことはない。レビューの型をしっかり守りながら斬新な表現に仕上げてるんですよね。ウエクミ先生のチャレンジ精神、かっけえぜ…。

ところでこの作品、主役二人の脇で別人物のラブストーリーも進行するんですが、それが平和な国の王女様と悪党の側近という組み合わせで、わたくしこの二人に爆萌えしてしまいまして……。
怪我をした悪党を王女が手当てをしてあげるところから始まる王道ラブストーリーなんですけど、この二人の結末がまた良くてですね…甘いだけじゃないんですよ。
それにしても、私ってほんと〜〜〜にピュアなお嬢さんと悪い男の組み合わせが好きすぎるんだな…自分の癖(ヘキ)のブレなさに若干引きました。

私はもともとケンカップル好きだと思ってたんですよ。でも自分のカップリング遍歴振り返ってみると、
ワイルドアームズのゼトアウ(魔族と人間)、龍が如く0の真マコ(ヤクザと一般人)とかもそうじゃん……テリコデがイレギュラーだと思ってたけど、全然通常運転だったんだ…。自分の癖を再確認した年末でした。

今年ももうすぐ終わりますね。サイト開設から二度目の年越しです。光陰矢の如しすぎ。
呑気でマイペースな更新頻度の弊サイトに遊びに来てくださる方々、本当にありがとうございます。お陰で今年も楽しい二次創作ライフが送れました。
来年はなんといってもオクトラ2の発売もありますし、楽しい予感がいっぱいです。
のんびりサイト運営は継続しつつ、2023年は今までやってこなかった事にも色々挑戦していけたらなと思ってます。

それでは皆様、よいお年を!

あなたのツダケンはどこから?私は風間千景(薄桜鬼)から

先日、三菱一号館美術館のヴァロットン展に行ってきました。
皮肉の効いたセンスの良い版画作品の数々はもちろん魅力的だったのですが、会場の空間デザインと音声ガイドがたいへん素晴らしく、三菱一号館美術館の本気を見たという気持ち。

案内板の数字を影で表現するの、お洒落がすぎるんですわ…

最近のミュージアム音声ガイドの、人気俳優&声優の起用率の高さに正直ちょっと思うところがありまして。集客を目的とするあまり、展示にミスマッチではなかろうかと感じることも多々あるんですよね。声の仕事してる=ナレーションが上手いじゃないので…。演技もナレーションも、それぞれ別の特殊技能だから。(でも集客大事なのもわかる…!複雑!)

ですがこの展示のガイドは作品や会場の世界観への没入感が高く、丁寧に作り込まれてるな〜!と感動しました。
声の担当は津田健次郎さんで、ヴァロットン作品の影のある怪しげな雰囲気と、津田さんのミステリアスセクシーボイス(あの人ほんとなんちゅー声してんですかね…)が合いすぎている。
しかも空間音響技術を採用しているので、左右からツダケン、背後からツダケン、耳元でツダケンと360度津田健次郎に支配されるわけです。
津田さんの声に導かれるまま会場を巡るうち、あ、あたい…ツダケンと美術館デートしてた…?と錯覚すること間違いなし。
マスクがなければ社会的に死んでいたかもしれない。(顔がニヤけるから)

こちらの美術館はコロナ初期、使い捨てイヤホンでの音声ガイドを採用していて、当時も気を遣ってるな〜と感心してたんですが、今回は音声はアプリでスマホにDL&イヤホンは自前のものをお使いください、という徹底ぶり。
音質も良いし、何より購入すれば期間中はいつでも聞ける…つまり自宅でもツダケンボイスを堪能できるわけです。
アプリ画面には解説している作品の画像も出るので、遠方にお住まいだったり、体調の事情等で会場に行けない方も、展覧会の雰囲気が楽しめると思うので、ご興味があればぜひ。

今回の購入品。一番好きだった作品『暗殺』のポストカードがなくて泣いた。
三菱一号館美術館は来春から工事のため休館するので、買えるうちに…と美術館オリジナルグッズのペンケース付き色鉛筆も購入しました。
画家の作品をイメージした配色の色鉛筆とペンケースがセットになっているもので、全9種のうちモネを選びました。
ペンケースがコーデリア嬢のドレスの色だったから…(ブレないオタク)

フライヤーに会場限定のスタンプが押せるのが嬉しい。原画が版画作品ならではの完成度ですね。
下にちらっと見えてるイベント企画にウケました。画家の真ん中バースデー祝うことあるんだ…。

今年の美術館納めとして大満足の展示でした。来年もいろんな展示を観に行きたいな。

思い出の児童書

自宅のレイアウト見直しや断捨離の結果、
棚をひとつ増設することに成功。これでまた本が増やせる!!!
この一年、薄い本とヅカ関連書籍がじわじわと増え収納に困っていたんですよね。

収納スペースも増えたことだし、これを機に子どもの頃に図書館で借りて読み、ずっと記憶に残ってる思い出の本を買うことにしました。
一番好きな児童書を挙げよと言われてたら真っ先に思いつく作品、
向山貴彦さんの『童話物語』。

家族も友もいない孤独で貧しい主人公と妖精フィツが出会い、二人は行動を共にすることに。しかしフィツの使命は、最初に出会った人間を9日間観察し、この世界が滅ぶべきかどうかを判断することだったーーというようなお話。

この手の主人公はだいたい優しい心の持ち主だったりしますが、この物語の主人公・ペチカは違います。
餌をねだる仔猫を蹴飛ばして追い払い、ことあるごとに「お前なんか死んじゃえ」と言い放つ性格のねじ曲がりっぷり。
でもそんな性格にならざるを得ないほど過酷な境遇の主人公なんです。そこまでするか!?ってくらい辛い目に遭い続ける。
ネズミが出るまで耐えて、でお馴染みの十二国記シリーズ『月の影 影の海』の陽子に匹敵するくらい不遇です。(それ以上かも)

そんなペチカのセリフ、
「お金がいっぱいあって、お腹がいっぱいで、永遠に生きられたら誰だって親切になるよ!猫にエサをあげるのだって簡単だよ!そんなの暇でしょうがない人が退屈しのぎにやるんだ!」
これが子ども時代の自分にはかなり衝撃で、でも確かにそうだよな…と強く納得もしてしまう。自分を生かすことで精一杯すぎた彼女の悲痛な叫びなんですよね。猫を追い払ったことをずっと覚えてるあたり、彼女は悪人ではないのです。

そんな主人公が足掻き続け、優しい人々との出会いで変わってゆく姿が健気で眩しくて、おいおい泣いた記憶があります。
かつてペチカをいじめていた同村の少年ルージャンの葛藤と成長もいいんですわ。
終盤の「キャラメルパン、ごめんな…」のシーン、一生忘れらんねぇわ…。

この本は手元に置いておきたかったのよね〜とググってみたら、ハードカバー版が絶版になっていることを知りました。
う、嘘でしょ…こんな名作が…?
文庫版は存在するけど、挿絵がページの途中に差し込まれているのはハードカバー版のみなのです。(文庫版は巻頭にまとめて収録)それにハードカバー版の方が表紙も好み。
どうしても欲しいよ〜!!とジタバタした結果、Amazon経由で中古品を購入することに。本の状態写真などない中、店の「こちらは良品です」の説明文に縋る思いでポチりました。

で、届いたのがこちら。

超〜美品じゃん!!帯までついとるがな!
よく確認したら一箇所細かいページ破れはあったけど、全然許容範囲です。あまりの嬉しさにうるっと来てしまった。買ってよかった2022大賞だよ。年末年始にじっくり再読しようと思います。

それにしても本ってすぐ絶版になってしまうんですね…思い出の本はやっぱり紙で持っておきたいのに…。電子書籍時代の恩恵を受けつつも複雑な気持ちになりました。

こうなってくると他の本もこの世に存在するうちに買っておいたほうがいいか!?と焦ってしまう。
勾玉三部作とか、たつみや章の月神シリーズ(これも絶版になってました…死)とか、黒ねこサンゴロウシリーズとか…あれもこれも欲しい。

棚一つ増えたくらいじゃ収納全然足りないよ!という新たな悩みができてしまったのでした。

たまにはいいでしょ

推しカプのちょっといかがわしい絵がみたい。そんなことってありませんか?

私はある!!!(みんなあるよね…!?)

ってことで途中で放置してた落書きサルベージ。所詮は私の絵なのでラブコメの域を出ませんが…



当サイトの目指すところは、“18禁より恥ずかしい健全モノを描く”なので、あんまりアダルティなものを創作する気はないのですが、
いちゃラブ濃度の高いものは描いていきたい。そのためにも今描いてる話(降り積もって〜)でテリコデ二人の関係性に一区切りを付けたいなと思ってます。

ラフの修正も終わりまして、ラスト更新回は10p程になりそうです。
久々に「こんなに誰が描くんですか?…えっ私!?」の気持ちになっている。(二次創作者あるある)
でも今やる気が高まってるので頑張りますとも!

拍手&選択メッセージ送って下さった方々、ありがとうございます。
通知見る度、心がパア〜〜ッ(大歓喜)となります。ほんとに嬉しい。

ゲームサントラは作業BGMに最適

テリコデ漫画更新しました。
作品ページにも書いた通り、次回の更新でラストになります。当初20pで終わる予定でしたが……全然収まんないわ!(床に大の字)
己の計画性のなさを痛感しております。しれっと総ページ数の表記を消したのはそういうわけです…。
予定してた展開に納得いかないところもあって、ラフから練り直している状況です。でもなる早で仕上げたいな。

作業の際にSpotifyで昔のゲームミュージックを適当に流していたら、戦国ランスの曲が流れてきてびっくりしすぎて作業の手が止まりました。
だってこれ男性向けアダルトゲームなんですが…!?Spotifyってなんでもあるのね…。
この作品プレイしたことはないですが、曲が良すぎて一時期ヘビロテしていたのです。『Rebirth the edge』は名曲。

クリスマスシーズン

12月ですね。クリスマスの華やかな装飾を見かけると嬉しくなってつい写真を撮ってしまう。

これはオサレタウンで見かけた巨大オサレツリー。でっかいツリーは見てて元気が出ますね。

こちらは東京宝塚劇場にて。公演してる組に合わせてツリーの色や装飾が変わるんですね。(左が2022雪組、右は2021星組)ヅカ通い2年目、新鮮なことばかり。
観劇を終えて劇場を出るとすっかり日が落ちていて、日比谷の街もイルミネーションに包まれていてキラキラで、夢に浸る時間を延長してもらった気分。良い日だったな。

寒いとどうしても気分が落ち込みがちになってしまうけど、クリスマスシーズンにしか味わえないワクワク感を存分に楽しみつつ、なんとか年末を乗り切っていきたいです。



進捗。ざっくりアーフェンがお気に入り。

もうすぐ仕上げに入れそうなので、今週末は更新できると思います!