赤か黒かそれ以外か

フレンチロックミュージカル『赤と黒』を観てきました。

本日は梅芸ネット会員貸切公演とのことで、公演特典の千社札シールをいただきました。こういう特典嬉しいな。かわいい。

主演の三浦宏規さん、テニミュの跡部様役されてたんですね。立ち姿が美しい人でした。
1幕ラストのでっけえ影を背負って歌うシーンかっこよかったなあ。
過激な野心家なのに、ルイーズの前ではウブで純朴な青年になっちゃうアンバランスなキャラクターがとてもお似合いでした。

他キャストでとくに印象的だったのは田村芽実さん。
高飛車ご令嬢っぷりが突き抜けててとても良かった!さすがアイドル。マジで一番星の生まれ変わりかと思うほど輝いてた。他の出演作も観てみたい。

ストーリーに対しては、「全員惚れっぽすぎるだろ…!」とは思うものの、
若いイケメン家庭教師×貞淑で美しい町長婦人、
情熱を秘めた寡黙な侯爵秘書×貴族社会に辟易してるご令嬢…とか、
ま〜そこがデキちゃうのは仕方ないわな!ワハハ!になってしまった。
スタンダールとは絶対カップリングの癖が合うと思う。飲み友達になってほしい。

もともと川口竜也さん目当てで観に行ったのですが、相変わらずのええ声で安定の歌唱力でした。感情を載せた歌い方が本当にお上手で…。もっとソロ曲聴きたかった。
川口さんを初めて観たのは2018年の四季ノートルダムの鐘で、その時のフロローを演じていた姿がずっと忘れられないんですよね。
弟やカジモド(原作版のカジモドは弟の息子)への愛が根底にある狂気の表現が素晴らしいかったんですよ。も〜めちゃくちゃ怖かった。
ディズニーヴィランズ屈指のキモオジとして定評のあるフロローですけど、川口さんがええ声すぎて「このフロローにならついてってもいいかも…」とうっかり思ってしまうほどでした。司祭服がまた似合ってたんだわ。
今作では娘思いの優しいパパ役だったけど、娘を妊娠させたジュリアンに激昂して「殺してやる!」と叫ぶ姿にフロローの面影を見ました。Hellfire〜Dark fire〜♪
次の出演作もチェックするようにしよう。