広告費がないなら布教すればいいじゃない(オタクのマリー・アントワネット)

あの〜、ここ見てる人にお願いがあるんですけど…
『パラノマサイト FILE23 本所七不思議』を全員やってもらっていいですか?(ダイレクトすぎマーケティング)

連休期間中、新しいゲームを購入すべくswitchセールを漁ってたんですよ。
ここのとこプレイ済のシリーズ作品ばかりやってたから、次はまったく触れたことのない作品を新鮮な気持ちで遊びたいな〜と探してたら高レビューのこの作品に出会ったわけなんですけど…
これがも〜〜すっっっっっごく面白くて!
シナリオの完成度はここ数年触れてきたゲームで一、二を争うかもしれない。こんなに先が気になって仕方ない!みたいな感覚久しぶりで本当に心が踊りました。

そもそも私はホラーゲームが好きなんですけど、一方で大ビビリなもので、自分じゃプレイできずいつもは実況動画のお世話になってるんですよ。
怖いのは嫌だけど、ホラーゲームってお話がとっても練られてることが多く、世界観や設定も凝っててとても魅力的なジャンルなんですよね。

この作品も呪い合いバトルが主題なので、ホラーっぽい演出も序盤に少しあるんですけど、私でも耐えられるレベルなのでかなり優しめだと思います。
ちょっと目を離した隙に、可愛い女の子が白目剥いて死んだりするけど割とすぐ慣れて、お!今日もやってんね〜☆くらいの感じになります。

※参考までに私のホラー耐性のなさを書いておくと、『零(無印)』のチュートリアル戦闘でプレイを断念したり、『クロックタワーGH』を最初のステージで諦めた過去があります。ビビり過ぎである。
オクトラ2のウェローズ家はドット絵でなければ耐えられなかった。

本作はホラーに見せかけて、実態はミステリー群像劇なんですよね。複数の登場人物視点から物語を追うことで、点と点がつながり話の全容が見えてくる。
『街』とか『SIREN』とかのシステムが好きな人にはとても刺さるはず。

ちなみにこれはちょっとネタバレですけど、このゲームで一番ヒェ…となるのは名前設定場面です。
なんて意地悪な制作陣なんだ…!と戦慄しつつも、このゲーム絶対面白いですね!?と確信した瞬間でもある。

先述の通りシナリオの完成度はかなり高く、登場キャラクターも魅力的。ある人物は呪いを使用するとバッドエンドになってしまうのですが、感情移入しすぎて、もうコイツ殺っちまおうよ〜!!(泣)の気持ちが抑えられなくなってしまった。
また、私と同じくよわよわ涙腺を持つ人間は作中少なくとも2回は泣くはめになると思います。

さらにシステム面はメタ的要素が強く、プレイヤーがいなくてはこの物語は成立しない仕組みになっているんですよ。
私はこういうプレイヤー巻き込み演出が大大大好きなので堪らんかったです。最高!

スクエニってこんなゲームも作れたんですね。てっきりスパイク・チュンソフトあたりが作ってるんだと思いこんでました。
もっとこのチームに予算あげてほしい。続編出たら絶対買うので。

シナリオ良し、キャラクター良し、システム良し、
ボリューム&難易度も丁度良しなパラノマサイト、
switch版は5/10までセール期間中なんで、ちょっとでも興味わいた方はぜひプレイしてほしいです。お願いだからプレイヤー増えて…。マダム(今作の最愛キャラです)や津詰警部について語りたいよ〜!!

クリア後、テンション上がりすぎてこんな絵を描き始めてしまってます(汚い下書きですみません)…いつ終わるんだこれ。
集合絵、描くの大変だけど画面をちまちま埋めていく作業が結構好きなんですよね。