降り積もって、いま2 (テリコデ 12〜28p終)

前編の続きです。

 

   

 

 

〜あとがき〜

コーデリアが恋心を自覚する瞬間を描きたい!ってことで描き始めたお話。
当初の想定より長い話になってしまいました。

テリオンはコーデリア(とヒースコート)に信頼されることで救われたけど、
コーデリアにとっても、家の外の人間が自分の信頼に応えてくれたということは、大きな出来事だったことでしょう。
普段接しないタイプのちょっと悪い雰囲気のお兄さんと出会い、信頼関係を結び、そんな相手が自分に好意(恋愛感情ということでなく)を持って優しさを見せてくれること、
全部が積み重なって恋に発展していくんじゃないでしょうか。
そしてそれが芽吹くきっかけはコデ&ノーアのサブストじゃない!?ということでこんな形になりました。
両親が存命だった頃にできた友人(※勝手な想像です)であるノーアからの連絡が途絶えて、
大事な人の死を経験してきたコデは相当不安だったろうなと思います。
引きこもりがちの彼女が、安全な自邸を飛び出して現地に赴くほどですから。
そんなところを助けてもらったらそりゃトドメを刺されちゃうよね〜というわけです。
…それにしてもオクトラの良家の女たち、勢いで家飛び出すぎだわ。(例:メアリー王女、テレーズ)
テリコデの恋物語は本編後からはじまるのである、という妄想をなんとか形にできてよかったです。満足!

(最終更新 2023/01/14)