パラノマサイトが面白すぎてクリア後の勢いのままに描きました。プレイした人には伝わるであろう(たぶん…)小ネタを盛り込むのが楽しかったです。
以下物語の核心に関わるネタバレありです。
できればプレイ後に見てほしい…このゲーム、ネタバレ見ちゃうとおもろさ半減しちゃうので。
全人類にパラノマサイトをやってほしいからワンクッションおきます。
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とある考察サイトさんで、葉子が怯えながら指差していたのはプレイヤー(睛曼)だったのでは？と書かれていて、
てっ…天才！？！？となった。呪いを解く最大の鍵がプレイヤー(睛曼の意識)の存在であることを考えると納得感しかない。最高！ってわけでこのイラストの葉子は例のシーンを元にしてます。
このゲームには魅力的なキャラクターが沢山出てきますが、なかでも最愛キャラはマダムでした。
見た目メンがヘラヘラな感じだし、息子を喪った母親なもんだからそれはそれは病んでいる人なんだろうと思っていたのに、この人めちゃくちゃ正気なんですよね…。
もちろん誘拐事件直後は気が触れてしまっていたし元来の明るさも失ってしまったものの、ゲーム時点ではすっかり冷静さを取り戻してるし自制心もある。かなり「まともな人間」でいられている。
警察官僚である父や夫を異質な存在のように語っていたけど、彼女のその姿こそ正しく警察官の娘(＆妻)なんだよな…と思わせる。
そんなところがかえって彼女の悲壮感を煽っていて辛かったです。もう他の呪主殺して息子生き返らせちゃおっか！？な気持ちになってしまう。
狂っていられた方が楽だったろうに、彼女の境遇がそうはさせてくれなかった。
でもそんなマダムだから利飛太はあそこまで協力してくれてたと思うんですよね。
あやめに呪詛行使した時の利飛太の動揺っぷりから、マダムに抱いていた信頼感が伺えてとてもよかったです。(バッドエンドですが)
このバディほんと大好き。
真エンド後、彼女は前に進むことはできても悲しみが癒えることは一生ないんだろうな…辛すぎる…なんとかならんのか…。
対マダムではムカつく女だったあやめのことも、津詰警部との親子関係を思うと嫌いになれない。
たぶん自身の出生に犯罪者が関わっていることには大分前から気付いてそうだけど、それを一人で抱え続けてたらそりゃ歪むよな〜っていう。
ボスは仕事人としてはめっちゃいい男だと思うけど、親子間のことは本人たちにしか分からないですもんね。
最終決戦のラストシーンには泣かされました。ボスってば渋いビジュアルなのにチャーミングで、その上肝心な所でとびきり格好良いんだもの。こんなん全員好きになっちゃう。
気付いたらまた長文になってしまった…。ついつい語りたくなってしまう素晴らしいゲームでございました。ぜひシリーズ化してほしいです。